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ちょいルール破り/新曲について

バイト中に、バイト先で、これを書いている。バイト先の人にこの日記がバレたらクビになっちゃうかもね。ゾクゾクしちゃうっ!


バイト中といっても、私一人しかいない。今日は社員さんはみんな公休日だ。受付バイトなのだが、店頭にいなくてもよくて、バックヤードという、普段は社員さんが使っている部屋に篭っていることもできる。バックヤードでの業務もあるので、ここにいること自体は公認だ。見張りなんか当然いないし、窓もなく完全に閉じられた空間なので周りからも見えない。だからここで何をしてようが、誰にもバレないのだ。


さっきまでなんか、ここで修士論文を書いていた。論文って構成からして自分で考えなきゃだし、ゼロ→イチ的な創造力みたいなのが求められるから(単にインプットが足りないだけかもしれないけど)、そういうタイプの脳味噌の疲労が、文字を書く疲れにプラスしてやってきて、すぐに匙を、いやラップトップを投げたくなる。ということで疲れ、飽き、息抜きに日記を書くことにしたのだ。


論文を書くのも日記を書くのも、文字を書くという行為自体は同じなのに、感覚は全然違う。脳味噌の使ってる部分が違うのかな。日記を書くのはすごい楽だしチルい。でも普段は日記を書くのもそこそこ疲れるので、ただ論文執筆との落差で楽だと錯覚してるだけなのかもしれない。めちゃくちゃ重い荷物を持った後に2キロくらいのものを持ったら羽根のように軽い!みたいな。


論文の話に逸れちゃったけど、最近こういう(バイト中に論文書く、のような)「ちょっとルール破る」みたいなことをよくしてる気がする。例えばこの前、路上喫煙…ではないのだけど(多分)、喫煙所ではない公共の場所でたばこを吸った。バスの待ち時間が20分ほどあって暇で、たばこでも吸いたいなーと思ったが、近くに喫煙所はなく、どこを見渡しても禁煙、禁煙、禁煙!!!!しょんぼりしながら吸えそうな場所を探してふらふら彷徨っていると、橋のところにタバコの空箱が二つ落ちていた。ということは、ここで吸う人がいたということか…。どう見ても喫煙所ではなさそうだし、「吸い殻捨てるな!」って橋の手すりのとこに思っきし書いてるけど、確かに「禁煙」とは書かれていない…。人通りも少なく、受動喫煙の心配もそんなになさそうだ。よしっ、先人の轍の上、歩ませていただきます(?)!ということで、段差になっているところがあったので腰掛け、スパスパ吸ってみた。屋外で吸うたばこって3割増しでうまいんよね。2本ほど吸った後、吸い殻をちゃんと携帯灰皿に入れ、先人の落としていった空箱も拾って、立ち去る。うーん、こういうとこ、いい子ちゃんを抜けきれんのよね。ハードボイルド・アウトロー野郎にはほど遠い…いや目指してないけど。


こんな感じで、そこまで人に迷惑をかけない「ちょいルール破り」しがちかも、最近。でもさ、あるルールを破っても、実際そこまで人に迷惑がかからないなら、そのルールって一体なんのために存在してるの?例えば「バイト中に業務以外のことしちゃいけません」とか、「路上喫煙はとにかく全部ダメ」とか、そういうのって、表向きにいい顔するためとか、形だけの、建前的なものでしかないんじゃないか?そういう合理性を欠いたとこって、精神論や根性論みたいなものと繋がってそうな気もする。


そういうわけで、理不尽なルールや形骸化した無意味なルールは、積極的に破っていきたいな。もちろん、あんまり他人に迷惑かけたり傷つけたりしない程度に、差別に加担しないように、あと、「俺にルールは通用しねえぜ!!」的なただのマッチョイズムにはなるべくならないように。


✳︎


ところで先日、新曲をSoundCloudに上げた。”Heaven”っていう曲。新曲と言いつつ、仕上げたのが最近ってだけで、ほとんどは去年作ったんだけど。キリスト教の天国とか、仏教の極楽浄土なんかとはあんまり関係ない。なんちゃってふわっと概念としてのヘヴン。死に近い世界、とか、気持ちいいあったかい場所、くらいの感じ。フィーリングです。終わりとか、死って甘美だなあ、いつか終わると思うと、救われる思いだなあ、目を閉じてそれを想像するだけで夢見心地…、みたいなことを考えてた気がする…んだけど、なんせ去年あたりに書いた詞だから記憶があやしい…。


それに、私の曲は同じ曲の中にテーマがいくつもあって、それは書いてるうちに思考があっちこっちするからなんだけど、だから「この曲のテーマは〇〇!」みたいなのはあんまりないかも(あるいはありすぎて収拾がついていないとも言える)。高校生のマックでの雑談みたいな感じ(伝わる?)。話がコロコロ変わる。たまに戻ってくる。そんな感じ。聴き手のことなんか全然考えてない。ひとりよがり。不親切だなあとは思うし、エンタメとしてはダメなんだろうけど、それしかできないし、それでいっかなって思ってる。最果タヒも「詩は理解しなくてもされなくてもいいからいい」みたいなこと言ってたし(あやふやな引用すな。そして最果タヒと一緒にすな)。まあ分かりやすく伝えて理解してもらいたいなら、はなから歌なんかにせんわな。ブログかなんかに書いた方が絶対いいからね。


ポエトリーリーディングっていうラップのジャンルがあるんだけど、今回はそれを目指してみた。詩の朗読とラップの間、みたいな感じかな。去年くらいから曲自体はほとんどできていたのだが、肝心の朗読(ラップ)部分がなんだかくぐもっていたので、全部録り直した。音質が向上した代わりに、なぜかいつもより滑舌の調子が悪く、舌っ足らずになってしまった。しかしこれはこれで素人感が宮崎駿映画みたいでいいんじゃないかと思い、そのまま完成とした(宮崎駿と一緒にすな)。


私にしてはポジティブな曲になったと思う。曲調も明るいし。今だったらこうは書かないなあ、なんでこんなこと考えたんだっけ、とか思いながら過去の自分の作品を仕上げるのも、昔の自分と対話してるみたいでなかなか楽しかった。黒歴史を掘り返すみたいな羞恥心もあったけど…。ていうか、昔の自分ってまじ他人よね、て思うの私だけ?みんなはどうっすか?

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