求む!ちゃん付け問題のライフハック
5月になりましたね。
みなさんいかがお過ごしですか?
私は扁桃炎連続罹患地獄も脱し、体調はかなりいい感じです。
ただ、職場では私以外の人が、蓄積した疲労ゆえの体調不良で順調に削られていっている感じがします。5月病ってやつなんだろうか。恐ろしい…。幸い自分は先に述べた通りいい感じなので、このままなんとか逃げ切りたいところ。
さて、なんとなく久々に文章を綴ってみようかなと思ったのは、「ちゃん・くん」とか「彼・彼女」の呼び分け問題について、ちょっと整理してみたかったから。まだ全然まとまらないんだけど、書いてるうちに少しはまとまるかな、と思って。まとめるのほんと苦手なので、箇条書きでGO。
・知り合いが、「高校の時の先生に、ちゃん付けで呼ばないでくださいって何回も言ったのに、ずっとちゃん付けで呼ばれて大嫌いだった」と言っていた。そしてその人のあだ名の一つは「〇〇ちゃん」であり、それはその人自身が決めて名乗っているあだ名である。その人の気持ちは他人の私には深くまでは分からないけど、嫌と言ったらすぐにやめてほしいということや、同じ「ちゃん付け」でも勝手に人から呼ばれるのと、自分から「〇〇ちゃん」って呼んでねと言った上で呼ばれるのとでは全く違うことや、ちゃん付けで呼ばれるのが嫌な場合とそうでない場合がある、というのはとても理解できる。わかるーて感じ。
しかしその人はおそらく「彼女」という三人称で呼ばれることや、勝手に女性とみなされることには特になんとも思っていないようで、「ちゃん付け問題」を考えるためにはジェンダー的な観点だけでは足りないし、なんなら他の要素の方が大きいのかもしれないと思った。
・私は今まで何人かに「ちゃん付け苦手だからやめてほしいな〜」的なことを伝えたことがある。幸いなことに、みんな快く承諾してくれて、以後ちゃん付けしないでいてくれた。
・一方で、小中高、大学の時の友達の中には私を「ちゃん付け」で呼ぶ人もいて、私は当時それを特に嫌だとは思わなかったし、当時私をちゃん付けで呼んでいた人が、今の私を同じように呼んだとしても…まあ今は会ってない人がほとんどだからなんとも言えないけど、多分、そんなに嫌ではないだろうなと思う。今更呼び方変えられると気恥ずかしいな、みたいな気持ちの方が勝ちそう。
・ほんの数年前までは、自分はまあ女性なんだろうなと思って生きてきた。ある時点で、男女二元制に当てはまらない人の存在、ノンバイナリーとかフルイドとかの概念を知って、もしかしたら自分はそういうのに近いのかもしれない、と少しずつ思い始めた。今もまだ結論は出ていない。ただ一つ言えるのは、そうかもしれないと気づいてしまってはもう、少なくとも部分的には、以前の自分のままではいられないということ。
(部分的に)以前の自分ではない自分は、昔の友人とどう接するべきなのか、昔の友人に私はどうしてほしいのか、よくわからない。ただ私は、(少なくとも今以上には)女であった時の「女友達」たちが大好きだったし、「女友達」特有の何かにすごく助けられたような気がしている。何かって何なのか、はっきりと言語化できないけど。まあ会ったら会ったで、普通に楽しく過ごせるんじゃないかな。
それとは別に、私は女として生きてきた過程を、経験を、大事にしたいと思っている。女として生きざるを得ないことの悔しさを、悲しさを、理不尽さを、必死に立ち振る舞う中で得てきたものを、女友達同士のノリが楽しくてしょうがなかったことを、忘れたくないと思っている。未だにシス男性へのルサンチマン的な感情がどろどろと沸いてくる時があるが、これはどうにかしなきゃなあと思う。
・そんなことはさておき、ちゃん付けで呼ばれるのが嫌な時と、そうでない時と、嫌なのかどうかもよくわからない時とがあって、もうめんどくさいのでみんな呼び捨てかさん付けか、「おい」とか「お前」とかで呼んでくんないかなあ。
・などと言いつつ、他でもない自分が「ちゃん」とか「くん」付けで、許可なく人を呼んでいたことが数えきれないほどあり、今思うと本当に申し訳なくて恥ずかしくていたたまれなくなる。しかも一度そう呼んでしまうと、他の呼び方にシフトするの気持ち的に難しい。「ちゃん付けヤメロ」とか人に言えた義理かよ。鏡見てみろよ馬鹿。この業は一生背負っていくしかない。
・とはいえ、この隅から隅までジェンダー化されまくった社会で、「ちゃん・くん」あるいは「彼・彼女」の呼び分けはある種「しょーがないこと」であり、いちいち傷ついていてはキリがない。本当にキリがない…。社会はそんなすぐに変わるわけがないし、何かライフハック的なものが必要だと、最近思い始めた。
・もう一つ最近思うのは、「こうされるのは嫌だ」とはっきり言っていない以上、相手は自分が嫌だと思っていることに気付きようがない、ということ。考えてみれば当たり前のことで、この社会で生きている以上、大半の人が人を女性か男性かのどっちかに、意識することすらなく振り分けてしまうのはある種「しょーがないこと」なのである。もちろんその「しょーがないこと」がすごく嫌で我慢ならないのだし、そのようにさせてしまう社会構造それ自体が問題なのだけど、そんなでかい問題を職場の人とか、自分の目の前にいる人に背負わせるのもなんか、ナンセンスな気がする。
・しょーがないかって諦めてしまったとしても、グサッとくる時はくるのだし、だからといって女とみなされる度に「いえ、私は女性ではありません!」と食ってかかるのは、少なくとも自分には無理だ。無理というか、私の場合は職場の人たちに、なんというか、「配慮」とかされたくない、というか。「そっか、あなたってそうだったんだね、今の時代そういう人もいるよね、今までごめんね辛かったよね、これから気をつけるね」みたいに気を遣われたり腫れ物扱いされるくらいなら、女性社員に擬態しときたい。
まあ、私の職場の人たちなら、そんなに気にせず今まで通り接してくれるとは思うけど、でも一度言ってしまうと言う前には戻せないから、踏ん切りがつかない。
・ただ、嫌なことは先に嫌って言っといた方がいいのかもしれないな、とも思う。結局どっちだよ。
「彼・彼女」と呼ばれることが嫌だなんて、大半の人には想像すらできない。そんな当たり前のことでイラッとして、インターネットに当たり散らしてもどうにもならない。「彼・彼女」と呼び分ける人からしたら、「ええ〜そんなの気付けるわけないじゃん…言ってくれたらよかったのに…」となるかもしれない。
・めんどくせ〜な〜〜もう性別とかいうの今すぐ爆ぜろや。
・そんなすぐに爆ぜるかバカ。
・性別が爆ぜるより先に俺が死ぬのほぼ確で不本意〜。遺憾の意〜
・もう二進も三進もいかない。堂々巡りの袋小路だ。やはりとりあえずの、突貫工事のやっつけライフハックが必要だ。
・今すげー適当に思いついたのは、「彼・彼女」と呼び分けられたりしたら、すげ〜変な顔をすること。遠目で見てもびっくりするくらい変な顔をすること。そしたらさすがに「な、なんでそんな顔してるの…?」と聞いてくることだろう。そしたらすかさず、「いや〜、その「彼女」とかっていうの、ちょっと嫌なんですよね〜」と返す。変顔に動転している相手は、なぜそれが嫌なのかとかあんまり深追いすることなく、「そ、そっかごめんね〜!」と慌てて答え、「そんな変な顔してました〜?」「もう、びっくりしたよ〜笑」「へへへ…!」と、なんだかんだ平和にまとまること間違いなし!
・今の俺にはこんなクソみたいな案しか出てきません!ライフハック、募集します!みんな、考えてみてネ⭐︎
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